多拠点居住や複業キャリアというパラレルワールド──「社交のデザイン」による、組織の新たな拠り所とは?
【山極壽一氏×入山章栄氏×佐宗邦威氏 】特別鼎談・前編
要素還元主義ではなく、多様な文化をつなぐネットワーク

佐宗 邦威氏(以下、敬称略):非常におもしろいですね。私は、デザインコンサルティングファームBIOTOPEで、企業や自治体に対して未来を創造するためのツールやノウハウを提供しながら仕事をしています。これは、「創造の民主化」がこれからの未来を作る上で重要だと思っており、地域や組織の持つ独自の風土の中からいかに独自の新しい知恵=知的資産が生まれるかが重要なテーマだと感じています。地域にせよ組織にせよ、長期的に独自の価値を生む上でキーワードとなるのは、「文化」だと思うんです。最近では、白馬村のビジョン作りの仕事にも関わる中で、蓄積されてきた地域文化を生かすことは新しい価値を生むためのヒントになると思っています。
山極:地域文化の観点で日本は世界を先導する大きな材料を持っており、他国に類を見ないほど地域の文化が残っている国です。
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