損害保険ジャパン(以下、損保ジャパン)と日立製作所(以下、日立)は、人材の価値を最大限に引き出し、持続可能な企業経営を支援する新たな協業を開始すると発表した。
同協業では、企業の経営企画部門や人事部門などを対象に、SOMPOリスクマネジメントが有するリスク分析およびESGに関する知見・ノウハウと、日立のHRテックを掛け合わせ、人材データの定量分析や、組織・人材に関わる経営リスクを可視化。効果的な施策の立案・実行を支援するコンサルティングサービスの提供を開始するという。
これらを通じ、企業のSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)に向けた人的資本経営を支援するとしている。
具体的には、従業員の生産性や配置配属のフィット感などに関する意識を定量的に可視化し、企業の人事施策を支援する「日立人財データ分析ソリューション」を、SOMPOリスクマネジメントが活用。可視化された従業員向けサーベイ結果を踏まえ、企業のビジョン策定や、従業員へのビジョン浸透に向けた効果的な施策立案などを、一気通貫で支援するコンサルティングサービスを提供するという。
今後は、損保ジャパンはサービスデザインおよびエコシステム構築、SOMPOリスクマネジメントはコンサルティングサービス提供、日立は技術提供およびビジネス基盤構築、という役割を担い、3社間の連携も強化するとしている。