日揮ホールディングスは、長期経営ビジョン「2040年ビジョン」で掲げるリージョナル経営体制の強化と、中期経営計画「BSP2025」で掲げる重点戦略の中の「EPC事業の成長市場・分野の拡大」の実現に向け、アジア太平洋地域を対象とした営業・プロジェクト遂行体制強化の一環として、1月1日付でJGC ASIA PACIFIC(以下、JGCアジアパシフィック)を設立、始動した。
JGCアジアパシフィックは、既存のJGC SINGAPOREを1月1日付で名称変更し、新たにアジア太平洋地域の統括拠点、およびシンガポール国内と周辺国を対象としたプロジェクト遂行拠点としての役割を担うのだという。
また、統括拠点としてフィリピン、インドネシア、ベトナム、マレーシアの海外エンジニアリング会社の営業・プロジェクト遂行を横串で支援して全体最適化を図り、事業拡大を目指すとしている。
具体的には、プロジェクト部門と設計部門が協働して技術営業体制を構築し、各々の国で「地産地消」の提案型での顧客開拓や、案件の組成、獲得を目指すほか、日系企業のアジア太平洋地域への事業展開を計画段階から総合的にサポートすることで、案件の獲得を図る。また、JGCアジアパシフィックを含めた、上記5ヵ国のエンジニアリング会社が連携し、再生可能エネルギー、LNG受入基地、ガス火力発電、上下水道、廃棄物発電、鉄道、化学品、医薬品製造工場、食品工場などへ、その対象分野を拡大していくことを想定しているという。