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事業開発者が目指すべき「温度ある経済の環」

三井住友海上をASEANトップの損保に押し上げる――大企業に必要な“攻め”と“守り”の経営

第2回

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 MS&ADインシュアランスグループホールディングス傘下にある日本を代表する損害保険会社の一つ、三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)。一見すると、同社は旧態依然とした日本の大企業と思われがちです。しかし、長きに亘り存続し、今なお成長の萌芽を見せる企業として、多くの“挑戦”を続けています。これまでの事業により培ってきた経営基盤、顧客との関係性の維持という“守り”の活動と、これまでにない事柄へ挑戦する“攻め”の活動。この“守り”と“攻め”をいかに両立し、次の時代への道を切り拓くのか。日本を代表する損害保険会社、三井住友海上の挑戦を読み解きます。

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リスク×テクノロジー「リステック」を掲げた理由

 2021年4月、三井住友海上の新社長に舩曵(ふなびき)真一郎氏が就任しました。同氏を知る人は「非常に前向きでチャレンジを好む人物だ」と口を揃えます。

 舩曵社長は、リスクとテクノロジーを組み合わせた「リステック」という言葉を打ち出しました。これは、デジタル技術により社会が変わろうとしている中で、データを軸にリスクを可視化し予防すること、リスクが現実の事象となっても最小限に食い止めることを目指して表現されたものです。

 なぜ、損害保険会社が「リステック」を掲げているでしょうか。同社の歴史を遡ると、その必然性が見えてきます。

 三井住友海上の前身である大正海上火災保険は、第一次世界大戦の終結した1918年に創業されました。当時は、戦後の復興期に経済が活性化する中、海上・運送・火災のリスクをカバーする損害保険は時代に即した新サービスとして非常に人気を得ていました。その後、第二次世界大戦後の1960年代以後は経済成長と共に活発化したモータリゼーションにより、自動車の普及・浸透が一般の個人向けに加速。それにともない自動車保険の需要が大きく高まります。損害保険会社とは、長い歴史の中で現在から未来へと人々の行動を加速するべく、そこに存在するリスクをカバーし、サービスを提供している企業なのです。

 2001年10月に三井海上火災保険と住友海上保険が合併したことで、より大きな企業グループへと飛躍し、時代の状況に呼応しその姿形を変えてきました。それが今また、デジタル技術の進展により大きな変化を迎えています。

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この記事の著者

三木 言葉(ミキ コトバ)

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