データは「保護」しなければ「活用」できない
平野:次にプライバシーテックについてですが、この領域を取り巻く環境は、今後どのように変化していくと考えているのでしょうか?
松本:日本でも2022年4月から改正個人情報保護法が施行されますが、グローバルで見ても「個人情報は個人に帰属すべき」というムーブメントが確実に起こっています。すると、どうしても使えない、使ってはいけないデータが出てきますよね。さらにそれが進むと、「扱いが難しいデータには触らないでおこう」という風潮が生まれるかもしれません。不用意にデータを使っては、炎上の恐れもありますからね。