ソフトバンクとキンドリルジャパン(以下、キンドリル)は、日本の企業・団体におけるDXの推進に向けて、クラウドや5G(第5世代移動通信システム)、IoTなどの分野で戦略的協業を開始した。
両社は、ソフトバンクが「マルチクラウド戦略」の下で提供する各種パブリッククラウドやセキュリティーサービス、通信ネットワーク、MSP(Managed Service Provider)サービスなどのソリューションと、キンドリルが持つシステム運用に関するコンサルティングや構築・運用の高度な技術力、「安心・安全・安定」のシステムを実現する豊富な実績やスキルを生かして連携することで、製造業や金融業をはじめ、クラウドへの移行やITインフラの刷新を検討している企業・団体のDXをワンストップで支援していく。また、5GやIoT、AI(人工知能)などの最先端テクノロジーを活用した、製造業における運用業務の可視化ソリューションなど、デジタル化のニーズが高い業界に向けた特化型のソリューションの開発についても共同で取り組むとしている。
協業による提案例
- 金融業:テレワークによる社員の働き方改革を実現するため、キンドリルによるITコンサルティングやITインフラの設計・構築・運用の下、ソフトバンクによる「Microsoft 365」の導入サポートやセキュリティーサービスを組み合わせて提案
- 非鉄金属業:老朽化したシステム基盤をハイブリッドクラウド環境へ移行することを目指し、ソフトバンクのMSPサービスと、キンドリルによるITコンサルティングシステム設計を組み合わせて提案
- 製造業:工場内の生産設備や制御システム、ロボットなどを連動させてデータの可視化や生産性の向上を図る「スマート工場」の実現に向けて、ソフトバンクの「プライベート5G」を活用して工場内に専用のネットワークを構築するとともに、キンドリルが工場内のITシステム全体の設計・構築を提案