クボタは、日本電気(以下、NEC)、南西糖業、南西サービス、鹿児島県大島支庁徳之島事務所農業普及課(農業普及課)と共同で、鹿児島県徳之島にてサトウキビ栽培におけるスマート農業の実証実験を開始した。
この実証実験では、約3,000haのサトウキビ農地を管理する南西サービスと協業し、サトウキビ収穫機の稼働情報をクボタの営農支援システム「KSAS」に送信し、機械の位置情報や稼働時間のデータが収穫作業の進捗状況の把握に役立つかを検証する。また、NECの農業ICTプラットフォーム「CropScope」を活用し、衛星・ドローンで撮影した画像のAI解析などによる初期生育状況の把握や収量予測も行う。
クボタは、今回の実証実験を通じて、サトウキビ生産者や製糖事業者の課題解決に必要なデータを収集・蓄積し、収量・品質の安定化や製糖工場の最適な運営に貢献する、データを活用した次世代のサトウキビ栽培の確立を目指すとしている。