三井住友カードとマクロミルは、三井住友カードのキャッシュレスデータ分析支援サービス「Custella(カステラ)」と、マクロミルのネットリサーチシステムを連携し、顧客企業に提供する付加価値を、より高める取り組みを開始した。
この取り組みは、三井住友カードの会員(以下、カード会員)に向けたアンケート結果とカード会員のキャッシュレスデータを組み合わせ、「Custella」の分析力を向上させることで、企業のマーケティング活動の支援強化を目指すもの。
具体的には、マクロミルのネットリサーチシステムを通じてカード会員に対しインターネット上でアンケートを配信することで、カード会員一人ひとりから得られたアンケート結果(意識データ)とクレジットカード購買履歴(行動データ)を併せた分析を実施。アンケートでは、クレジットカードでの決済の背景・理由、価値観・嗜好性、さらにはカード決済を伴わない行動など幅広く聴取し、カード会員の意識と行動をCustellaサービスとして一気通貫で分析・検証が可能となる。その分析結果をもとに、1,300万人を超えるカード会員のうちターゲットに即した広告配信プランニングや、その効果検証といったプロモーション施策提供の実現を目指すという。
なお、この取り組みのファーストユーザーとして、住友生命保険と「健康に関する意識と購買行動の調査」の実施が決定しており、アンケートと決済データの分析結果に基づくプロモーションターゲティング等を、今後の同社のデジタル・マーケティング戦略に活用する予定だとしている。