三者が“大きな船”に同乗した「ちばびお」
岩嵜:私はパーパスを以下のように定義しています。ビジョン・ミッションが企業内で完結する「小さな船」だったのに対し、様々なステークホルダーを巻き込んでより良い世界に向かう「大きな船」として存在するのが「パーパス」だと。パーパスの定義には様々な捉え方があるとは思いますが、私は今後、このような認識が重要になると考えています。良品計画の土着化の取り組みも、これまでのように企業内では完結しないものになると思っています。
生明:これまでも必ずしも排他的に取り組んできたわけではなく、様々な外部の方と協力しながらやってきました。とはいえ、「土着化」を進める上で、地域の様々なステークホルダーとの連携を今よりもっと“立体的”に行うことが必要ですし、必須になるでしょう。