旭化成ネットワークスは、九州地場企業、自治体、研究機関等とアイデア・技術・ビジネスを創造するデジタル共創ラボ「CoCo-CAFE NOBEOKA(ココカフェ ノベオカ)」(以下、本施設)を2022年5月25日にオープンすることを発表した。
旭化成ネットワークスは、本施設のオープンを機に、地域の産官学の共創空間としてデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)を利用者と共に推進し、地域貢献を目指すという。
本施設は、延岡市が進めるJR延岡駅前再開発の一環として新たに建設された、「延岡駅西口街区ビル」内に、「ローカル5G」無線環境を備えた、東九州ではユニークな施設として開業する。
ローカル5Gについては、旭化成ネットワークスは2021年8月にミリ波帯(ノンスタンドアローン方式)での無線免許を取得し、旭化成ネットワークスのデータセンター敷地内で各種実証実験を実施。これに加え、今回Sub-6帯(スタンドアローン方式)で2022年2月16日付にてデータセンター敷地と本施設を対象に免許を取得、設備稼働を開始している。
本施設は「新しい世界とのコネクトを、延岡で」をテーマとし、5G無線を含めた最新のIT技術を生かしたサービスの検証のためのラボ(実験)機能を旭化成グループに限らず、他企業や自治体、研究機関などに提供していくという。
また、今後は社内外の有識者を招いたセミナーや勉強会の開催や、離れた拠点とのディスカッションを促進するインタラクティブホワイトボードなどのコミュニケーションツールを導入し、共創の取り組みを加速。加えて、来訪した顧客のニーズや課題を聞き、共創相手とつなぐ架け橋役となるコーディネーターも配置するという。複数のグループでのブレインストーミングやディスカッションのアレンジを行い、共創のきっかけづくりに取り組んでいくとしている。
なお、本施設は旭化成が運営するデジタル共創ラボ「CoCo-CAFE」の姉妹オフィスとなり、二拠点の連携を進めていくという。様々な施策を通じ、「CoCo-CAFE NOBEOKA」の「CoCo」の由来である、利用者間の 「Collaboration」、そして 「Connection」を目指しすとした。