デロイト トーマツ グループは、今年で調査開始から25回目を迎えるGlobal Powers of Retailingの最新版を日本語訳したレポート「世界の小売業ランキング2022」を発表した。
本レポートは、全世界の小売企業から2020年度(2021年6月30日までを期末とする事業年度)の売上高上位250社のランキングを地域別、商品セクター別に分析しているほか、急成長小売企業50社と上位250社へ新たに加わった企業について解説し、また、小売業を取り巻く世界経済の展望をまとめている。
今回の調査結果として、上位250社の総小売売上高は5兆1,000億米ドル(前年度は4兆8,500億米ドル)、平均小売売上高は204億米ドル(前年度は194億米ドル)、2015年度から2020年度における小売売上高の年平均成長率は4.7%となった。上位10社の内、トップ4社は前年から順位に変化はなく、1位のWalmartに続き、Amazon.comが2位に。一方、中国で大手ECサイトを運営するJD.comが昨年より順位を4つ上げ、中国企業として初めてトップ10入りを果たした。
今回、日本企業でトップ250入りした企業数は昨年より1社増の29社で、最上位は14位にランクインしたイオン。また今回、上新電機が初めて241位にランクインを果たした。