コスモ石油マーケティングは、全国のサービスステーション(SS)・車検場の計603施設において使用する電力を、5月を以て、実質再生可能エネルギー由来の電力(実質再エネ電力)へ切り替えたと発表した。
コスモ石油販売の直営SSは現在、全て実質再エネ電力によって運営されているといい、同社が公表した当初の計画を前倒しして約1年で完了した。これには、コスモエコパワーが発電する風力電源に紐づくトラッキング付非化石証書を組み合わせた実質再エネ電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」のスキームを活用したという。なお、「コスモでんきビジネスグリーン」とは、再生可能エネルギー指定の非化石証書などを使用して環境価値を付加することで、実質的にCO2排出量ゼロを実現するサービスのことである。
同社は今後、「2050年カーボンネットゼロ」の実現を目指し、同社の事業運営に係るエネルギー利用について、より一層の環境負荷軽減を図るという。加えて、これまで取り組んできた電力小売や実質再エネ電力の供給、ならびにカーリース事業にEVを取り入れたモビリティサービスなど、脱炭素社会の実現に向けた顧客へのソリューション提供も引き続き推進していくとしている。