電通は、243のDE&I課題をまとめたカード型ツールを活用し、企業のDE&I推進を支援するワークショップ型ソリューション「ココカラ ジャーニー」を6月27日より提供開始した。
ココカラ ジャーニーは、243の課題を抽出したカードを活用し、ワークショップを通してDE&I領域における企業の取り組みを推進。社員のDE&Iに関する基礎知識の習得と理解の促進、また自社課題の特定や、課題解決のヒント獲得、アイデアの創出といった多様性社会の実現に向けた企業の活動を支援するとしている。
ワークショップでは、DE&Iに関する具体的な課題と、その課題解決につながる問いかけが記載されたカードを見ながらディスカッションやアイデア出しを行うという。また、各カードの内容は、同社が運営するウェブマガジンcococolorのナレッジ(記事)にひもづいて構成されているため、カードから関連記事を参照し、取り組みの実例や多様な価値観・考え方を学習することも可能。243の課題は5つのカテゴリー(「できていない社会の課題」「見えていない社会の課題」「当事者の課題」「企業のインナー課題」「企業のビジネス課題」)に分類され、色で識別できるという。
なお、ワークショップの内容は、企業のニーズやDE&I領域への取り組み状況に合わせて、カスタマイズが可能。「DE&Iの基礎知識を習得する」「自社課題を特定する」「課題解決のためのアイデアを作る」などの目的・フェーズ別で構成を組み合わせたり、必要なカテゴリーのみに絞ったりすることもできるという。加えて、ワークショップの実施のみならず、企業によるアクションの策定・実施についても、ネットワーク(企業・団体・個人)とのマッチングや協業含めて支援するとしている。
同社は今後、企業のDE&I領域の取り組みに関するコンサルテーションと実行支援を通して、企業のビジネス成長をインクルーシブ社会の実現へと結び付けることに貢献するという。