インフォマートは、同社と串カツ田中HDの合弁会社であるRestartzが開発した新サービス「V-Manage」の実証実験を、6月24日より都内3店舗にて開始した。
同サービスは、ITツールで業務効率化や店舗運営の省人化を支援し、店舗運営改善・DX浸透につなげることができるアプリ。飲食店の開店から閉店までに行う業務工程を可視化することで、安全かつ無駄のない店舗運営を実現するという。また、中小規模の外食企業も、大規模チェーンのマネジメントサービス導入が可能。今後、就労人口が減少する中で、効率的に店内サービスを提供し、生産性向上を図ることができるとしている。
加えて、社員教育マニュアルをアプリ内で管理できるようにすることで、アルバイト・パート社員の教育体制の強化と、省人化しながら複数の飲食店管理が可能な体制を構築。店長の業務負荷をアプリの活用で軽減し、店舗運営をサポートするという。
V-Manageの提供サービスは以下のとおり。
- 本部、店舗間のコミュニケーション最適化
- ルーチン業務や各種チェックの抜け漏れ防止・簡素化
- 教育コストの最小化
- HACCP衛生管理の記録と実施漏れ防止
インフォマートは、同サービスの実証実験対象店舗を7月以降順次拡大予定。実証実験では、店舗支援の有効性および安定した稼働を検証し、2022年中(予定)の本格導入に向けた準備を行うとしている。