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LIXILのグローバル事業戦略を支える「戦略組織」としての知財部門──新たな役割と進化の道筋とは?

PatentSight Summit 2022 レポート Vol.3

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「日本発の技術」と「グローバル発のデザイン」を融合した商品戦略

 2011年以降、海外のメーカーやブランドのM&Aを行ってきたLIXILだが、M&A後の統合プロセスであるPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)にどう取り組むべきかが長年の課題となっていた。そこで、片岡氏は約4年前にLIXILに入社してから、グローバル全体における知財機能のPMI、およびオペレーションのガバナンス体制構築に取り組んできたという。

 まず片岡氏は、グローバル全体の研究開発(R&D)活動から生まれる知的財産情報の可視化と、管理プラットフォームの統一を実現した。アナクア社のAQX知財管理プラットフォームを導入し、現在は、グローバルで統一した知財ポートフォリオマネジメントを推進する体制ができあがっている。同社が公開した2年前のデータによれば、約6,600件の特許と約5,800件の意匠、そして約8,000件にのぼる商標のポートフォリオを管理している。

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名須川 楓太(Biz/Zine編集部)(ナスカワ フウタ)

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