日本IBMは、業界変革と共創を推進していくため、既存の基幹システムをデジタル世界に融合する次世代のITアーキテクチャーを発表した。
これは、同社が2018年に発表した、AIなどの最新技術を活用した業界ごとのデジタル変革戦略を推進する「デジタル時代の次世代アーキテクチャー」の進化版。金融、保険、自動車、電機・電子、素材、機械、運輸、流通、ヘルスケア・ライフサイエンス、電力・ガス、通信の11業種について定義しているという。
リアルとデジタルを一体化し、業界横断的なサービスを実現していくためには、リアルとデジタルを結び体験を作り上げる技術、共創する技術、判断し最適化する技術、IT環境にとらわれないための技術といった4つのテクノロジーの実装が不可欠。今回発表したITアーキテクチャーは、この4つのテクノロジーの実装と連携を提示し、顧客体験の提供を加速するという。また、サーキュラー型経済への移行と、持続可能な社会実現に向けた取り組みにも貢献するとしている。
同社は今後、既存基幹システムをデジタル世界に融合させる次世代のITアーキテクチャーをはじめ、先進IT、グローバルでの経験やAI活用、パートナーとの連携などにより、デジタル変革を実現していくという。
