三菱電機は2026年5月27日、次世代の経営層候補をグローバルに育成・輩出するため、エリート育成プログラム「Executive Seeds 30」と、管理職向けジョブポスティング制度「Proactive Frontier Posting」を導入すると発表した。これは2023年度から展開している経営幹部候補育成制度「L.E.A.D制度」を強化するもので、事業環境の変化に即応できるリーダーの継続的輩出を狙う。
「Executive Seeds 30」は、L.E.A.D制度により選抜された次世代経営層候補約300名の中から、さらに経営幹部として高いポテンシャルを持つ約30名を選抜し、重点的な教育と経験機会を提供するもの。選抜はCEOや主要役員らによるトップタレントレビュー委員会が実施し、指導と評価を担う。参加者には国内外のグループ会社の経営ポストへのアサインメントや、手挙げ式で海外ビジネススクールへの派遣、役員によるメンタリングなど、多様な育成機会が与えられる。
また「Proactive Frontier Posting」では、一部の課長級・部長級管理職ポジションを次世代経営層候補人財に公開・募集し、自主的なチャレンジ機会を創出する。募集にあたっては、ジョブディスクリプションやジョブグレード、報酬水準など職務情報を全て公開することで、候補者自身のキャリア開発と能力向上を促進する。2026年度上期中に求人ポジションの開示・選考を開始し、AIを活用したマッチング検証の仕組みもトライアル導入される予定だ。
三菱電機グループは、経営における持続的な企業価値向上と事業成長、さらには社会・環境課題の解決を目指し、イノベーティブな組織への変革を推進している。2023年度から導入した「L.E.A.D制度」は、グローバル規模での経営幹部育成を目的とし、タレントプールである「L.E.A.D500」を「次世代経営層候補人財(300名)」「次々期経営層候補人財(150名)」「次期経営層候補人財(50名)」の階層に分けて、多様な経験を持つ人財を選抜している。
経営層候補の選抜、育成、評価は、トップタレントレビュー委員会によってオープンに議論され、配置や研修などの機会提供とアセスメントが継続的に実施されている。これにより、今後も変化の激しい事業環境で迅速かつ的確な経営判断ができるリーダーの輩出基盤を強化する。
今回の二つの新制度導入により、次世代経営層の育成環境と挑戦機会をさらに広げることで、企業価値の持続的な向上と事業成長に寄与する狙いがある。
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