顧客のフィードバックを、スピード感をもって製品に反映するアンカー・ジャパン
モバイルバッテリーや充電器など、パソコン周辺商品からスタートし、現在はロボット掃除機やプロジェクターなども販売するアンカー・ジャパン。同社は「Empowering Smarter Lives(人々のスマートな生活を後押しする)」をミッションに掲げ、日本では2013年から事業を開始。設立当初は約9億円だった売上が、2021年には約300億円に届くという爆発的な成長を見せている。
これを実現したバリュープロポジションには2つの要素がある。1つ目は、アンカー・ジャパン独自の流通形態だ。ハードウェアの製造業では、重層構造の流通チャネルを通して販売するのが一般的だが、アンカー・ジャパンはD2Cの形態をとり、流通チャネルを排除して事業をスタートさせた(現在はアンテナショップ、コンビニなどでも製品を販売)。