インタープレナーとしての活動における“難所”とは
セミナーの終盤では、インタープレナーとしての活動における“難所”について話し合われた。個人がインタープレナーとして活躍したいと思っても組織側が理解してくれない、もしくは大企業の場合、経営者が理解しても中間管理職が難色を示す可能性がある。外での活動と組織内の本業の間でシナジーを見つけることは難しいのではと濱松氏は問いかけた。
茂木氏は、誰しもがアイデアをもっており、インタープレナーとして活躍できる可能性があると話す。上の人間からストップをかけられることよりも、本業における“マスト”に時間を割かれ、外での活動ができない状態がインタープレナーにとっての本当の難所であるという。マストの部分に追われる場合に本業を優先するのは自然なことであり、余裕ができたときにしかインタープレナーとして活動できなかったとしても臆する必要はないと茂木氏は主張する。しかし、これは簡単なことではなく、他者の意見というよりも、本人が再度熱量を持って活動を再起動できるかどうかが難所となる。