ワンアカウントとポイントシステムによる全サービス統合管理システムの実現
成功要因2つ目は、「ワンアカウントとポイントシステムによる顧客の囲い込み」です。
平安保険は、保険・銀行・投資の事業を多くの子会社ごとに提供していますが、顧客情報を子会社単体で保有するのではなく、グループ間で統合して顧客のあらゆるステータスを管理しています。1ユーザー1アカウントとし、さらにグループ共通ポイントプログラムとも連結して顧客を囲い込みます。平安保険はこれを2008年から開始しました。日本でこの流れが生まれたのが2011年頃だったので、先駆的な取り組みであったことがわかります。