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ミツカングループの祖業の精神が宿る「両利きの経営」──D2C事業が生んだ、R&D起点の顧客共創とは?

ゲスト:株式会社ZENB JAPAN 代表取締役社長 濱名誠久氏

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祖業の精神やビジョンがつなぐ両利きの経営の実践

濱名誠久
ZENB JAPAN 代表取締役社長 濱名誠久氏

──ZENBの成り立ちをお聞きすると、ミツカン本体としっかりと結びついている事業だと感じます。しかし、いわゆる「出島」として別会社で運営されていますね。大企業が新規事業を作る時にはいわゆる「本体」で行うのがいいか、「出島」で行うのがいいか。意見が分かれます。

 これは当初から意識しており、「出島」という言葉を明確に使っていました。私は当時、COOと日本事業の運営会社であるミツカンでは日本とアジアにおける新規事業開発、ホールディングスでは専務執行役員とを兼務していましたが、新規事業であるZENBに専念せよと命じられました。

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フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

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