「日本の都市」と「世界の都市」をつなげる、これからの都市づくりの仮説
――そのリ・パブリックに内田さんが参加したきっかけは、何だったのでしょうか。
内田:
「イノベーションスタジオ福岡」には立ち上げから参加していますが、私がリ・パブリックに入社したのは留学が終わったあと、会社設立から2か月後です。元々、私は日本で建築を勉強した後、メディアプロデューサーとして不動産・建築業界で働きながら、週末は地域でまちづくりにも関わっていました。そこではさまざまな活動が行われていましたが、当時はトップダウンで住民が置いていかれる都市計画や、ボトムアップで疲弊していくまちおこしなどが多く、どうしても持続可能(サスティナブル)なイメージが持てませんでした。