東京海上ホールディングス(東京海上HD)は、衛星から取得するデータを活用した新たな宇宙保険商品やサービスの開発に向けて、小型人工衛星の開発から製造、打上げ、運用を行っているアクセルスペースホールディングス(以下、アクセルスペース)と資本業務提携契約を締結した。
宇宙保険の引受を行ってきた東京海上グループの東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)が持つ経験・ノウハウと、アクセルスペースが持つ小型人工衛星分野における技術力や衛星から取得されるデータを活かし、主に以下の分野で新たな宇宙保険やサービスの開発を進めていくという。
小型人工衛星向けの新たな宇宙保険の開発
東京海上日動は、アクセルスペースがもつ小型人工衛星の開発・製造に関するデータを分析し、小型人工衛星専用の宇宙保険開発を推進。また、アクセルスペースが展開する小型人工衛星向けサービス「AxelLiner」と連携し、デジタルを活用した宇宙保険加入プロセスの構築を進めていく。
光学衛星画像を活用したサービス開発
東京海上日動は、アクセルスペースが展開している地球観測データ事業「AxelGlobe」において提供される世界各地の光学衛星画像を活用。グローバルに事業を展開している企業の災害対応を支援するサービスの開発を進める。