グッドパッチは、オンラインホワイトボードサービス「Strap(ストラップ)」において対話型人工知能(AI)技術を活用した新機能「Strap AI」を開発し、2023年4月13日にBeta版を公開した。
Strapは、チームでプロジェクトを進める人向けのオンラインホワイトボード。リアルタイムで図解やテキスト情報の共同編集が可能となり、作業・コミュニケーションの効率化や、共創を通じた新しい価値を生み出すサービスとなっている。異なる場所にいながらプロジェクトを推進することが必要な今、ホワイトボードを見ながらチーム全員で情報を共有し作業できるコラボレーション空間を実現するとしている。
今回発表されたStrap AIのBeta版では、キャッチコピー、ツリー構造のアイデアブレスト作成といった4つの機能を追加。OpenAI社のAPIを活用し、入力内容をAIの学習や改善に利用されることによる情報漏えいのリスクを低減するなど、セキュリティに配慮した仕様になっているという。
今後も機能を追加し、作業やコミュニケーションの効率化や共創を通じて、新しい価値を生み出せる環境づくりを実現していくと述べている。
Strap AI機能(Beta版)第1弾
StrapではOpenAI社の言語モデルを活用した開発を行っており、ユーザーが作成した情報を基にアクションを実行するAIアシスタント機能として、4つの機能を公開(製品版のみでの提供となる)。ユーザーからの反応を踏まえて、今後の開発・拡張や展開、正式リリースの時期などを検討していくという。
また、これらの機能はビジネス利用も想定し、Strap上で入力されたデータが外部の学習データに使われない仕様になっている。
ユーザーは、オンラインホワイトボード上に付箋やテキストボックスといったエレメントを作成してテキストを入力し、実行したいAI機能をクリックすることで、AIによる案の生成が可能となっている。