メルカリのグループ会社である米Mercariは、US版メルカリにおいて、ChatGPTを搭載した新しいチャットボット型買い物アシスタントである「Merchat AI」のベータ版を発表した。
これにより、ユーザーは中古品を検索して閲覧するだけでなく、「Merchat AI」とリアルタイムで会話ができ、独自のニーズに基づいたおすすめの商品に出会うことができるという。この新しいAIツールは、大規模言語モデルChatGPTを活用し、メルカリに出品されている何百万もの商品を数秒でくまなく調べ、チャットで入力された要望に基づいておすすめの商品をリアルタイムで表示するもの。
Merchat AIの利用方法
Merchat AIのサイトにアクセスすることで、「Merchat AI」と自然な会話をしながら、店員のように接客するAIの便利性を体験することができる。サイトを通じてリクエストを送ると、「Merchat AI」が、予算、サイズ、色、商品の状態など、ユーザーの特定のニーズをよりよく理解するために質問を返す。「Merchat AI」が十分な情報を取得すると、マーケットプレイスをスキャンし、入力されたワードに基づいて様々なおすすめの商品を提示。提供されたURLをクリックすることで商品を閲覧することが可能となる。また、別のおすすめの商品を出すように指示することもできるという。
「Merchat AI」のベータ版は現在、全米のユーザーがWeb上で利用することができる。初期段階では、「Merchat AI」の会話と検索結果に不正確さや矛盾が生じる場合があるが、US版メルカリは、ユーザーの会話内容に基づいて「Merchat AI」を継続的に更新し、中長期でサービスを改善できるように取り組んでいくとしている。