ユーグレナ、スターフライヤー、西日本鉄道(以下、西鉄)の3社は、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用した西鉄バスの実証運行を実施する。
サステオは、バイオマス原料を使用した燃料であり、既存のディーゼルエンジンに加工処理などを行わずにそのまま使用できることが特徴。燃料を使用する際の燃焼段階では通常の軽油と同じようにCO2を排出するが、原料である植物や藻類が成長過程で光合成する際にCO2を吸収するという。そのため、燃料を使用した際に発生するCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなり、カーボンニュートラルの実現に貢献することが期待されるとしている。
3社は、西鉄が運行する路線バスの燃料にサステオを試験的に導入し、スターフライヤーが就航する福岡空港へ乗り入れる路線において6月1日から実証運行を開始。同実証運行では、サステオ使用による既存ディーゼルエンジンへの影響の有無や、燃料消費率およびCO2削減効果を検証するという。
実証運行の概要は以下のとおり。
実証期間
- 2023年6月1日~11月30日
運行路線
- 西鉄竹下自動車営業所/ららぽーと福岡~福岡空港国際線・国内線(運行距離:約100km/日)※竹下自動車営業所所属車両のうち1台を使用
各社役割
- スターフライヤー:同実証における共同PR、その他エアラインとしての空港アクセス環境改善推進
- 西鉄:バス車両の提供、サステオを運用した実証運行
- ユーグレナ:サステオの供給・販売