“群れ”で未来へ到達し、創業者の言葉を現代に翻訳する
佐宗:『理念経営2.0』では、ビジョンを創り上げ、いかに組織に落とし込んでいくかを探求した結果、自社の文化や歴史にも向き合わなければいけないと結論したんですが、大企業でデザイン経営を実践されている臼井さんは『理念経営2.0』をどのように読まれましたか。最後に、本の感想を教えていただければと。
臼井:“渡り鳥の群れ”が同じ方向に向かって飛び立つためにはミッション・ビジョン・バリューが必要だというのは、自分自身で実践してみて、おっしゃる通りだと思いました。誰も見たことのない未来には「群れ」でないと到達できないし、その「群れ」をまとめていくうえで『理念経営2.0』の内容は非常に役立つと思いますね。