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第一生命が取り組む資産形成・承継領域の新規事業とは──ADDIXと進めたCX起点の事業開発

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互いの知見を補完しあうことでサービスは作り上げられていく

久保倉:「資産形成プラス」を2023年1月にサービスインした後はADDIXとして、サイトの更新・管理、そして機能やデザインの改修などをご支援しています。ここまでの私たちとの協働について、どのように評価されているかお聞かせいただけますでしょうか。

若松:デジタル分野の課題解決にとても助けられています。現在、第一生命としてもこの領域に力を入れていますが、まだノウハウが限定的な部分もあります。そのような中で実績を持つADDIXさんからアイデアをもらったり、アイデアの具体像を示してもらったりしたからこそ、社内も触発されて自分たちのやるべきことが明確になったのがありがたかったです。

久保倉:今回私たちの役割は、第一生命さんが事業オーナーとして持たれている課題を顧客視点で整理し、具体像として可視化することだったと思います。ただ、その具体像をお互いの共通認識として協議しながら、より良いサービスの在り方を一緒に構築させていただいたようにも感じるため、明確な役割分担というよりはパートナーとして一緒に作り上げていった感覚も僭越ながらあります。

若松:おっしゃる通りですね。ADDIXさんがデジタルユーザー目線の知見を補完してくれました。また、UIやUX、キャラクターなどの具体的な部分には、社内の人間だと第三者視点では見られないものです。そこを杉岡さんにフラットな視点で精査してもらえたところも、私たちの期待に応えていただいた点ですね。

杉岡:ありがとうございます。逆もまた然りで、第一生命さんは対面チャネルでのお客さまに対する知見が豊富です。クリエイティブディレクションをする際は徹底的なユーザー目線を意識したと申し上げましたが、第一生命さんからもリアルなお客さま目線についての視座をいただくことで、コピーやご案内文を解像度高く調整することができました。それによって今までになかったような優れた表現も生まれ、ADDIXにとっても気づきのあるプロジェクトになりました。

若松:パートナー泣かせの部分もあったと思います。保険業界や金融機関に求められるセキュリティやデータの連携・管理のレベルは非常に高いのですが、ADDIXさんはいつも柔軟かつスピード感をもって対応してくださいました。

久保倉:今回のプロジェクトでは、証券会社の富裕層向けプラットフォームを開発していたチームがほぼそのままの体制でジョインできたため、金融機関に関する知見がありました。また大手流通のデジタルプラットフォームの開発に携わったメンバーもおり、大規模なプロジェクトの実績もありました。ただ今回は第一生命さんの推進力のもと、ADDIXを含めた各領域の専門チームから成る体制づくりが優れていたと感じます。私たちは主にデジタル分野の課題解決に専心することができました。

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 最後に、プロジェクトの今後の展望とADDIXにご期待していただいていることをお聞かせください。

若松:あらためて現代は、お客さまの資産形成・承継ニーズが高まっていると感じます。その中で生命保険だけを提案することは顧客満足度を十分に満たせない可能性もあります。

 ですから、生命保険会社としてお客さまの資産形成・承継についてのニーズも満たすことが必要で、加えてデジタルと対面の両方のアプローチで取り組んでいかなければなりません。お客さまの利便性に応じて、デジタルと対面を相互に行き来できるような仕組み、プロダクトやソリューション提供についての総合的なコンサルティングを引き続きご支援いただきたいです。

 生命保険も資産形成・承継事業も「長期的な目線でお客さまの資産を守っていく」という点が共通しています。その意味で「資産形成プラス」も長期的な展望で考えていますが、サービスを開始して半年という短い期間においてもネットバンクサービスの口座開設数やページへの来訪者数なども堅調に推移するなどおかげさまでお客さまにご好評いただいております。

 今後もライフプランに役立つ第一生命ならではのコンテンツは随時発信していきたいですし、その中でより多くのユーザーに長く滞在してもらう施策についてADDIXさんにアドバイスをいただきながら、プロジェクトの拡充を続けたいと思います。

事業創造支援から、サービス・事業のグロース支援を行うADDIX

ADDIXでは、現状分析から事業構想の策定、KPIや顧客体験価値(CX)の設計、ビジネスモデルの企画立案、データ基盤の設計・開発まで、事業開発のさまざまなご支援を行っています。また創業から培ってきたデジタルマーケティング実行や、自社メディアIPによる各業界のネットワーク活用・ファン形成、デジタル人材の供給・内製化まで、企業課題に応じた一気通貫でのご支援が可能です。ADDIX公式サイトよりお気軽にお問い合わせください。

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この記事の著者

皆本 類(ミナモト ルイ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社ADDIX

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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