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組織的なデータ活用のための「深化」と「探索」──メンバーズ白井氏が語る、最新技術の内製化

Biz/Zine Day 2023 Autumnレポート:メンバーズ 白井恵里氏

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ハイブリッドチームによる「探索」から、内製化・全社化へと「深化」させる

 自社と外部専門会社でハイブリッドチームを作るという手法について、白井氏は「ただ単に支援会社から専門家を呼べば安心と考えるのは危険」と語る。「自社社員が担う部分は、解決すべきことについて支援会社から様々な提案を受け、どのくらい事業上の価値が出るのかを考え、実行を判断することだ。専門家に調査させたり、相談したりしながらも、決定は決して手放すことなく、自社で行うことが大切」と強調した。

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 当然ながら、事業については自社でなければわからないことが多い。問題を解決する意味や価値、そこからつながる成果などを判断できるのは自社の人間だけだ。その上で、分析の作業については専門会社が担当することが望ましい。その分担がうまくできれば、一時的な「データ活用組織」が組成でき、「探索」から「深化」へステップを進めていくことができる。

 この「深化」の方向性については、状況に応じて大きく2つの選択肢が発生する。1つは、「完全内製化への移行」を目指し、外部の専門家に頼っていたところまで自社の社員でできるようにしていく。そのために、チームマネジメントの引き継ぎ、業務マニュアルの作成、スキルトランスファー、データ活用基盤の運用の引き継ぎなどが必要となる。白井氏は「これらの業務は属人化しやすいため、業務構築時から意識して準備しておくことが大切。引き継ぎを快く受け入れてくれる支援会社を選ぶことも必要」と語る。

 2つ目の選択肢としては、「全社的なデータ活用能力の醸成」を目指し、データ活用部門だけでなく、他部門でのデータのリテラシーや活用スキルを高めていく。教育活動の他、各部門におけるデータ活用の定常業務化などを実施し、データ活用部門は新たな探索へと移行する。フェーズが変わり、チームのリソースについて再分配を行い、さらなる事業の拡大・成長に向けて、最適な選択をしていくことが重要となる。

 白井氏は「データ活用組織の構築は、『探索』であり不確実性が高い活動。『組織の目標』『役割』、『生み出す価値』などを決めて、「業務」、「人材」、「マネジメント」を決めて実現していく。自社に専門家が常駐するハイブリッドな組織で、素早く低リスクで実施する方法が合理的。自社で『事業上の価値を出すために何をすべきか決定すること』を自社で行うのが、内製化を成功させるポイント」と語り、まとめとした。

 そして、「メンバーズデータアドベンチャーの『データ領域プロフェッショナル常駐サービス』であれば、紹介した方法で全て支援できる」と自社サービスを紹介し、「メンバーズ自身が、全ての工程をお客様とともにワンチームで遂行し、データ分析から事業上の成果につなぐまでを実施している。その際、ナレッジをチーム内で共有し、内製化まで支援していく」と語った。

 実際、事例として、顧客側の役員1名と、メンバーズデータアドベンチャーのアナリスト1名の2名体制でチームをスタートして、フェーズに合わせて必要な人材を追加したり、あるいは別の職能と入れ替えたりしながら、最適な体制で事業の拡大へとつなげていくことも多いという。あるチームでは、顧客側メンバーを増やしてOJTを実施し、メンバーズデータアドベンチャーからチームマネージャーを引き継ぐということもあった。

 白井氏は「ナレッジ蓄積や育成などのデータ活用スキル向上や、チーム自体の内製化支援も行っている。事例の問い合わせや相談にも応じている」と改めて訴えた。興味のある方は問い合わせてみてはいかがだろうか。

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウ マミ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社メンバーズ メンバーズデータアドベンチャーカンパニー

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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