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TIS、川崎汽船ら、喫水計測アプリケーションを共同開発 AI活用により撮影画像から水面など認識

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 川崎汽船は、TISと澪標アナリティクス(以下、澪標)とともに、スマートフォンで撮影した画像からAIを活用して水面とドラフトマークを認識し、画面上に波の影響を排除した喫水値をリアルタイムで表示させることで喫水の計測をサポートする喫水計測アプリケーションを開発した。

 ドライバルク船では、積載された貨物の重量を算定するために喫水を計測するが、現在は同船乗組員やサーベイヤーによる目視で喫水計測を行っており、熟練の海技者であっても喫水計測の精度に想定以上の誤差が生じる場合があったという。今回開発した喫水自動計測アプリケーションでは、TISと澪標の「AI・データ分析サービス」を活用。スマートフォンとAIを組み合わせることで、これまで海技者の経験に頼っていた喫水計測をAIで補完し、安全運航レベルの均質化・積高最大化に寄与するとしている。

 同アプリケーションの特徴は以下のとおり。

  • 深層学習の技術によりドラフトマークと水面の検出モデルを構築
  • 画像検出から座標計算により喫水を計算するアルゴリズムを開発
  • 連続して計測した喫水から平準化などの工夫により正確な喫水を最終的に計算
  • スマートフォン対応のアプリかつ端末ローカルで処理が完結することによって、ネット通信利用不可の海上でも使用可能
アプリケーションイメージ
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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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