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関西電力が新規事業を中核事業にまで成長させられた理由──振り子的な両利きの経営と出島との距離感とは

【前編】関西電力株式会社 イノベーション推進本部 副本部長 執行役員 浜田誠一郎氏、部長 神田康弘氏

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主役は事業部門。「脇役」に徹するイノベーション推進本部の役割

中垣:新規事業の推進体制についてもお聞きしたいのですが、お二人が所属しているイノベーション推進本部はどのような位置付けの部門なのでしょうか。

神田:90年代後半以降、情報通信・生活ビジネス・新エネルギー領域の新規事業の探索、開発、推進、管理を「グループ経営推進本部」という1部門が担っていました。2016年になると、その部門は発展的に解消され、各事業部門が新規事業の機能を有する体制に移行しました。さらに、2023年7月に発足したイノベーション推進本部の前身となるイノベーション推進グループが経営企画室内に設置されました。

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島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

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