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アビーム、三菱地所の次世代基幹物流構想でDXデザイン策定を支援

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 アビームコンサルティングは、2025年11月27日、三菱地所が推進する「基幹物流構想」において、次世代モビリティ対応型の物流施設開発に伴うDXデザイン策定の支援を行うと発表した。本プロジェクトは、持続可能な物流ネットワークと都市インフラの実現を通じ、社会課題の解決を図るものである。

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 物流業界は現在、トラックドライバーの不足や物流ニーズの多様化・高度化、環境負荷低減、災害対応力の強化など、複数の構造的課題に直面している。こうした背景から、国も幹線輸送の自動化やサステナブルな物流体制の構築に向けた取り組みを加速させている。業界課題への対応には、次世代モビリティ(自動運転トラック等)のシームレスな受け入れを可能とする接続設計や、荷主・物流会社を巻き込んだDX全体構想、そして業界横断的な協働体制と社会実装力の向上が求められている。

 今回のプロジェクトにおいて、アビームコンサルティングは物流業務・IT両面での知見を生かし、次世代モビリティと物流現場をつなぐ新たな仕組みのデザインを、実効性重視で策定する。この支援により、物流業界のサステナビリティ強化、効率化、新たな付加価値創出を実現することを狙う。

 プロジェクトは、「基幹物流構想」として、次世代モビリティ対応型物流施設の開発と都市インフラの進化を主要目的に据えている。対象はロジスティクス、幹線輸送、物流DXであり、2026年2月までにビジネスモデルに関連するシステムの整理とDXデザイン策定が完了する予定だ。

 三菱地所は、アビームコンサルティングの物流業界に対する深い知見や企業ネットワーク、メンバーの専門性・協業実績を評価し、パートナーとして選定したとコメントしている。今後、同社とともに物流効率化やサステナブルな基幹インフラの構築に向けた具体的な計画を策定していく。

 また、アビームコンサルティングの責任者は、物流業界が脱炭素やレジリエンス強化など社会的要請に応えるべく従来枠組みを超えた変革が必要だとした上で、次世代モビリティとデジタル技術の融合による持続可能な物流ネットワークの実現に取り組む方針を示している。

 この取り組みによって、三菱地所とアビームコンサルティングは、構造的な業界課題への解決策を共創するとともに、次世代モビリティ活用による都市インフラの進化・社会的価値創出を目指す。

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