デロイト トーマツは2026年7月23日、日本企業向けにSAP Cloud ERPをベースとした統合型ソリューションの提供を開始したと発表した。本ソリューションは、グローバルで蓄積した業界知見、導入アセット、アクセラレータ、標準化されたデリバリーモデルを活用し、ERP刷新の迅速化と高品質化を実現するという。これにより、導入から効果実感までの期間短縮と、企業の持続的な変革基盤の構築を支援する。
デジタル技術、特にAIの進展や事業環境の変化により、企業には迅速な意思決定と継続的な変革が求められている。一方で多くの日本企業では、長年の個別開発やシステム拡張の結果、ERPが複雑化し、運用コスト増大やデータ活用面での課題が顕在化してきた。このような背景から、標準機能を前提に構築されたクリーンコア型のERPや、短期間かつ段階的な導入モデルへの需要が高まっている。
本ソリューションの主な特長としては、標準機能を最大限に活用する導入アプローチにより、対象業務領域について最短8週間で稼働開始が可能となる点が挙げられる。これにより、TCOの削減やROIの向上に貢献する。さらにAI・アナリティクスを活用した販売・購買・会計・在庫管理などの業務自動化により、データドリブンな意思決定や業務最適化、継続的な改善も支援する。
導入時には、業務・IT・データ・組織の観点から変革テーマと期待効果を明確化し、個別開発された基幹システムやレガシー化したSAPシステムからSAP Cloud ERPへの移行、M&Aや新規事業、海外展開に伴う2層ERPの構築など、さまざまなシナリオに対応する。
本ソリューションは導入後も定着化・運用・改善まで広範に対応する。ITやAI領域を含むコンサルタントが企業と継続的に伴走し、保守・運用だけでなく企業価値向上にも寄与する構えである。
サポート体制では、国内約5,000人、グローバルで約30,000人のSAPプロフェッショナルによるネットワークを活用し、構想策定から価値創出まで一貫した支援を提供する。また税務・会計・ガバナンス・リスク等、各分野の専門家による総合的な企業変革支援も整えている。
デロイト トーマツは本ソリューションを通じ、日本企業の多様な事業環境に対し、迅速かつ持続的な企業変革の実現を支えていく方針だ。
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