ログラスは2026年、アトリオン製菓がクラウド経営管理システム「Loglass 経営管理」を導入したと発表した。事業構造の変化に対応した利益管理・予算策定体制の構築を目指す取り組みの一環となる。

アトリオン製菓はキャンディやグミ、錠菓の製造・販売を手がける。同社では事業構造の変化に伴い、管理対象となるSKU(在庫管理単位)や取引先数、在庫データ量が急速に増大していた。その結果、製品別の利益をタイムリーに把握する難易度が上がり、毎月の数値合わせなどの手作業にかかる工数が膨らんでいた。管理会計の重要性が増す中で、決算資料の作成にリソースが集中し、分析や経営判断に必要な論点の整理に十分な時間を割けない点が課題となっていた。
予算策定においても、各部署の複数の表計算ファイルから手入力で数値データを回収・集計する運用が常態化。計画修正が発生する度に、連動する費目の修正・見直しや全体の数値の整合性確認に負荷がかかっていた。さらに、全体の計数が確定した後に行う各製品への製造原価・間接費、一般管理費の配賦といった複雑な計算も手入力と目視確認に依存しており、予算の数値変更や新製品の追加があるたびに運用負荷が増す構造だった。
導入の決め手は3点。第一に、複雑な配賦ロジックをシステム上で再現でき、既存ツールによる手計算結果と齟齬なく一致する信頼性を実証できた点。第二に、製品・ブランド・顧客別に利益の発生源をワンクリックで深掘り(ドリルダウン)できる環境を整備し、利益率向上に向けた具体的な施策検討につなげられる点。第三に、予算のバージョン管理や変更履歴の追跡により、ファイルの破損や過去データでの作業ミスを防止し、確認工数を削減できる点である。
【関連記事】
・味の素、ログラスの経営管理システム導入で月次報告を大幅効率化
・ウエルシアHD、「Loglass 経営管理」導入で予実管理効率化と経営基盤強化へ
・ショーエイコーポレーションが「Loglass 経営管理」導入、収支管理の高度化を推進



