執筆者情報
太田 理加
(オオタ リカ)
大学卒業後、大手石油会社・国際物流会社でマーケティングを担当。英国留学から帰国後、2002年にアマゾンジャパンにビデオゲーム・ソフトウェアのプロダクトマネージャーとして入社。その後、新規ビジネス立案・立ち上げを担当し、ヘルス&ビューティーやファッションカテゴリーの事業責任者を歴任。2015年、新しいeコマースの形に挑戦するため、日本初の定額制ジュエリーレンタルサービス「スパークルボックス」を立ち上げる。2020年、新規ビジネス専門のコンサルティング会社「aLLHANz」を設立。
執筆記事一覧
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アマゾン流、新規事業の“考え方”
アマゾン流リーダーシップにおける4つの領域──全社員にリーダーシップが必要な理由と育成方法とは?(第5回)
前回は、成長し続ける組織と人材を育てる仕組みについてご説明しました。今回は、人材育成の中でも一番大事なリーダーシップについて、アマゾン流のリーダーシップの定義、全員にリーダーシップを求める理由とその育成などをご説明します。具体的には、社内向けプレスリリースのリーダーシップ育成での活用、1on1ミーティング、オフィスアワーの取り組みなどを紹介します。
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アマゾン流、新規事業の“考え方”
アマゾン流、新規事業チームの作り方──成長し続ける組織が持つ「仕組み」と「評価」の連動とは?(第4回)
今までの連載では、第1回では、イノベーションの定義とそれを裏付ける共通理念と行動原則を、第2回では、プレスリリース形式の新事業計画を、前回は事業の「アウトプットKPI」と「インプットKPI」を解説しました。今回は、新規事業を行う際に一番重要なポイントである、人材・組織について、チームの作り方、人材への投資、仕組み化と評価との連動を解説します。
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アマゾン流、新規事業の“考え方”
アマゾンが実践する事業の「アウトプットKPI」と「インプットKPI」の作り方、回し方とは?(第3回)
第1回では、アマゾンの企業理念や行動規範から「アマゾン流のイノベーションの定義」を解説しました。第2回では、アマゾンで実際に行われている「プレスリリース形式」の新規事業計画の作り方を解説しました。今回は、アマゾンでの事業に関する「KPI(Key Performance Indicator)=重要業績評価指標」と、そのPDCAについて解説します。
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アマゾン流、新規事業の“考え方”
アマゾン流の新事業計画はプレスリリース形式──ビジョンフィットと細部へのこだわりがつくるブランド体験(第2回)
前回は、アマゾン流のイノベーションの定義、世界共通の行動規範「Our Leadership Principles(OLP)」、行動原則「Amazon Peculiar Ways」などを解説しました。今回は、プレスリリース形式で作られる、アマゾン流の新規事業プランの作り方を紹介します。フォーマット以上に重要なビジョンとのフィット、細部へのこだわりが作り出す、他社が模倣できないブランド体験などを紹介します。
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アマゾン流、新規事業の“考え方”
アマゾン流イノベーションの定義は“一石二鳥の問題解決”──全世界共通の理念と行動原則とは?(第1回)
誰もが新規ビジネスにチャレンジでき、かつ、失敗のリスクを小さくするのに参考になるような、実践的な内容を本連載ではお伝えします。筆者の13年に及ぶアマゾンジャパンでの経験・実例、そして、2015年に筆者が立ち上げた先駆的なサブスクリプションサービス「スパークルボックス」の体験を共有します。 テクニックやビジネスアイデアではなく、考え方や本質に触れられるように、組織やリーダーシップ論にも触れ、著書『アマゾンで私が学んだ新しいビジネスの作り方』のエッセンスを要約し、著書では書ききれなかった点も解説する予定です。今回は、「新規ビジネス=イノベーション」とは何か、そして、イノベーションを生み出し続ける仕組みは、どのように作っていくのかを、アマゾンの理念や行動原則を中心にお伝えします。