伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、データ活用を支援する伴走サービス「D-Native」の新たなサービスメニューとして、ローコードとノーコードの開発ツールを用いたデータ活用の基盤構築パッケージ「Modern Data Stack設計構築支援サービス」を開発した。
新メニューであるModern Data Stack設計構築支援サービスは、データ活用に向けたシステム構築の期間・工数の削減につながるパッケージ。従来自社では難しかった環境構築の内製化につながり、データ分析業務の作業の簡素化や生産性の向上、運用コストの削減などを通して、データ活用に臨むことができるという。
また、データパイプラインと呼ばれるデータの整備から準備、分析までのデータ活用の一連のプロセスにおいて、特に専門知識や開発工数が必要とされる集信、加工、統合管理を簡易にし、チューニングや処理に関する設定をWebブラウザ上で視覚的に行うことが可能。既存のシステムデータや外部のデータといったフォーマットの異なるデータの形式の統一や、大きなデータに対する分散処理など、集信と加工で発生する作業も専門知識がなくても実行できるようになるという。データの統合管理では、各処理の依存関係や実行状態を判断し、処理の制御、見える化、アラートの設定などが実現できるとしている。
今後もCTCは、データガバナンスやビジネスインテリジェンスといったD-Nativeの機能拡充に取り組み、顧客のデータドリブン経営およびDXに貢献していくという。