新規事業の作り方と評価制度
田川:Bill Oneは2020年に新規事業として始まりましたよね。元々新規事業の種を育てていたという話がありましたが、どうやって新規事業を生み出しているのでしょうか。
長:新規事業開発室 室長でCBDO(最高事業開発責任者:Chief Business Development Officer)の林(佑樹氏)が、社長の寺田(親弘氏)と常に事業の芽がないかと思考実験しながら取り組んでいます。もちろん社員を通じたマーケット状況のインプットもありますし、社員からの提案もあります。Bill Oneは経理部のメンバーが「この業務は本質的ではないな、なんとかならないだろうか」と考え、立案したところからスタートしています。それを聞いた林と寺田が「名刺交換が出会いの証なら、請求書はビジネスの成約の証になる。『出会いからイノベーションを生み出す』ミッションの実現により近付くことができるのではないか」と考え、事業化に向けて動き始めました。時にはプロトタイプを作ってお客様に使っていただき、反応を見て拡大することもあります。