ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)は、同社のDXへの取り組みを加速させ、地域社会や顧客へ新たな価値を提供していくため、AIの戦略的活用を進める専門部署として「AI戦略グループ」を4月1日に新設すると発表した。
FFGにおけるAI活用は、顧客への提供価値を最大化することを目的としており、この達成に向けては、顧客との対話を量・質ともに深めることが不可欠だという。具体的には、同社社員が多くの時間を顧客の課題把握のためのコミュニケーションやその解決に向けた提案のために割けるよう、生成AIを含むAI技術を活用するという。
また、既存業務の効率化や営業高度化のみならず、将来的にはAIを起点としたビジネスプロセスの再構築を目標とし、先端テクノロジーに関する知見を有するベンチャー企業など、外部パートナーとの協業も検討。同時に、適切なリスクマネジメントのもとでAI活用を進めるためのガバナンスについても検討していくとしている。