国内のデータを活用した、国産モデルの開発が必要
次にその他のパネリストが自己紹介を行いつつ、それぞれの視点からの現在の生成AI分野の流れについて語った。
マイクロソフトはプラットフォーマーとして生成AIに取り組んできており、近年はOpenAI社との協業も進めている。大谷氏は、ChatGPTの登場直後から、ハルシネーション現象(事実とは異なる内容の出力)に早くぶつかった人々は、早く対処を始めてきたと語る。そうしたことで、現在では、データをグラウンディング(特定の知識や情報源「例えばナレッジベースなど」に接続「=接地:ground」することで、言語モデルの回答や生成内容を裏付けるプロセス)させることでこうした現象を回避する、取得拡張生成 (RAG)がテクニックとして広く知られている。