SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineセミナーレポート

人的資本経営にあるジレンマを超える──宇田川氏が語る、数値化できない価値と継続的な対話の意味とは?

登壇者:埼玉大学経済経営系大学院 准教授 宇田川元一氏

  • Facebook
  • X
  • Pocket

2つの異なる要求を両立させるジレンマ

 企業変革におけるジレンマの要因となる2つの世界の差異は、人類学者のティム・インゴルドと社会心理学者のジョン・ショッターの研究で述べられている「目的の達成」と「生成的な探求」の違いと対応している。彼らは、「生きる」ということは生成的な探求であり、状況の只中においてその場でなんとか作っていかざるを得ないという不確定なことに賭けるということなのだと述べており、宇田川氏はそれを「対話」という言葉で表現する。

画像を説明するテキストなくても可
宇田川氏の講演資料より/クリックすると拡大します

 今回の「Biz/Zine Day」のテーマである人的資本経営もまた、ジレンマを抱える言葉である。なぜなら、人間とは基本的に生成的で不確定な存在である。それを資本という貨幣に還元して合理的に説明できるとされるものに置き換えて捉え、更にそれらが機能するように、「経営する」ことを求めるものだからだ。しかし宇田川氏は、その難しさに価値の源泉があると指摘する。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

やつづかえり(ヤツヅカエリ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング