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ビジネスアーキテクト養成講座

ビジネスアーキテクチャは「人・組織・プロセス」

第3回

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ビジネスアーキテクトの役割、担う組織

 次に、ビジネスアーキテクチャーの構築と実践を行うビジネスアーキテクトという職種の役割や資質、その組織について考えてみたいと思います。

 まずは、ビジネスアーキテクトの役割ですが、主要な役割は4つあると考えます。それは、(1)ビジネスアーキテクチャーを構成するモデルの構築と保守、(2)ビジネスパフォーマンス評価と全社プログラムロードマップの作成と管理、(3)ビジネスアーキテクチャーの構築と実践に必要な利害関係者とのコーディネーションおよびコラボレーション、(4)ビジネスとIT間の架け橋です。

 ビジネスアーキテクトの資質についてですが、課題の発見と解決能力、論理的な洞察力と分析力、コミュニケーションとコーディネーション能力など様々ですが、最も重要なものは「森を見てから木を見る」眼力ではないかと思います。

 図5は、ビジネスアーキテクトとビジネスアナリストの主要な相違を表わしたものです。もっとも、日本においてはビジネスアナリストという職種も十分に定着したものではありませんし、その定義や役割も曖昧な部分がありますので、あくまで参考としてご覧下さい。

ビジネスアーキテクトとビジネスアナリストとの相違図5:ビジネスアーキテクトとビジネスアナリストとの相違

 図6は、ビジネスアーキテクチャーの構築と保守に対する責務を持つ理想的な組織(ビジネスアーキテクチャーセンター)を示しています。経営企画・管理ユニットが策定した事業計画やビジネスモデルは、ビジネスアーキテクチャーを通じて各組織ユニットが実行可能なメッセージに変換され、組織ユニット間の連携を確実にするとともに、実行結果のフィードバックと総合的な評価を可能にします(書籍「Business Architecture: The Art and Practice of Business Transformation」を元に筆者作成)。

 また、ビジネスアーキテクチャーセンターは、ITアーキテクチャーチームと緊密に連携することにより、特定のITプロジェクトに対するビジネス要求を、適切に伝達することを支援するとともに、その投資に対する有効性を確認する責務を持ちます。

ビジネスアーキテクチャーセンター図6:ビジネスアーキテクチャーセンター

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新たな事業環境への対処能力

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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