暗黒時代からの黒字化達成までの道のり
売上の伸び悩みを受け、景井氏らは事業検証に取り組み始めた。販路や用途、コアバリューなど、事業のあり方が正しいのかを再度見極めることにしたのだ。
まず販路に関して見えてきた課題は、ユーザーに「ロボホン」の価値を十分に理解してもらえていないということだった。「ロボホン」販売のためにECを立ち上げたものの、オンライン上の情報提供だけで商品イメージを掴んでもらうのは難しい。対して家電量販店では、ロボットというカテゴリーの売り場が存在せず、デモンストレーションもできない。