博報堂は、“AIのチームメイト”とともに従業員体験と顧客体験を同時に変革し、ブランド成長を支援するワークプレイス「CX AI STUDIO」の提供を開始する。

CX AI STUDIOは、顧客体験向上における課題を解決するために開発されたワークプレイス。エージェントAIとの共創を通じて、従業員の体験価値(EX)向上を起点に、顧客発想・接点の統合化・データ連携を通して顧客体験価値(CX)を高め、ブランドの持続的成長を支援する。

CX AI STUDIOの主な特徴
- 専門知識を持つAIチームメイト群:生活者インサイトの発見から共感ストーリーを描く「発想エージェントAI」や、顧客接点でバーチャル接客などを行う「顧客体験AI」など、企画構想から実行まで各領域複数の専門家AIを有する。
- 部門の壁を越える共通のワークプレイス:事業開発、マーケティング、セールス、CS/CRMといった全部門が、共通の顧客像を共有しながら業務を進めることが可能。
- 企業の状況に合わせた柔軟なデータ連携:同社独自の生活者データに加え、企業が持つ顧客データ(CDP/SFAなど)と連携可能。
シンプルなUI上で、複数の専門家AIから選択したAIとの対話や会議を通じてアイデアが広がっていく「創発」を体験できる。同社独自の「生活者発想」とプラニングノウハウを実装したエージェントAIが思考のナビゲーションを行い、データと事実に基づいてリアリティのあるアウトプットを生成。また、部門や業務内容、プロジェクトの目的に応じた専門スキルを持ったAIチームメイトをデザインし、創造的な「発想会議」の場をつくれる。

クライアント企業の状況に合わせた支援内容
CX AI STUDIOでは、「ヒト(博報堂プロフェッショナル)」と「AI」によるワンチーム体制でプロジェクトをサポート。クライアント企業の状況に合わせ、次の2つの支援を行う。
- CX構想支援:同社のCX構想チームがCX AI STUDIOを活用し、顧客視点の戦略・企画構想から顧客接点での施策までを支援。
- EXプロセス変革・導入支援:クライアント社内でのCX AI STUDIO活用を前提とし、EXコンサルチームが業務プロセス変革やAIの導入・定着を支援。
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