マクアケは、これまでプロジェクトサポートを通じて蓄積してきたノウハウやデータをAIで体系化し、さらなるサービス価値向上に取り組んでいる。同社はこの取り組みを通して、挑戦する事業者の事業成長をより強力に支援していく。

同社は2013年5月の創業後、同年8月に新しい商品やサービスを生み広げたい事業者(以下、実行者)とそれに共感し応援購入する生活者(以下、サポーター)をつなぐ応援購入サービスとしてMakuakeの提供を開始した。
Makuakeでは全てのプロジェクトにキュレーターが担当者としてつき実行者に伴走するが、キュレーション業務はプロジェクト実施前から終了後まで長期間にわたるかつその業務内容は多岐にわたる。
そこで、業務の効率化とノウハウの共有、そして「人にしかできないクリエイティブな業務」の時間を創出することを目的に作成したのが、ページ構成やブラッシュアップのアイデアを提案してもらうAIプロンプト。実際に、現在これらのプロンプトをはじめとしたAI活用を通じて、キュレーション業務に大きな変化が生まれているという。
①提案のためのリサーチ/インプットにかける時間を最大75%削減
各キュレーターがもつノウハウを全員が活用できるようになったことで、プロジェクトページのフィードバックのために行う情報収集や調査などの時間を中心に削減。キュレーターはよりクリエイティブな提案や独自性・コンセプトを深く考える時間に注力でき、プロジェクト平均単価の向上に寄与している。

②プロジェクトページ準備期間などの短縮
プロジェクトページ原稿のフィードバックにかける平均日数が3営業日から1営業日に削減できたケースもあり、実行者への報告やレスポンスなどのスピードが向上。
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