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SHIFT AI、中間管理職への調査で「AIに奪われにくい職種」発表

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 SHIFT AIは、2025年10月27日、全国の中間管理職以上132名を対象に「AI時代に奪われにくい職種」についての調査結果を発表した。調査は10月2日から6日にかけてインターネットで実施された。

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 調査によると、「AIに奪われにくい」と感じる会社員の職種は、1位が法人営業(関係構築)で26.5%(35名)、2位が経営企画・戦略コンサルで15.2%(20名)、3位が新規事業開発・プロジェクトマネージャーで7.6%(10名)という結果となった。以降、研究開発(R&D)や人事、プロジェクトマネジメント、総務、ソフトウェアアーキテクトなど、人の判断や調整が求められる職種が上位に並んだ。

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 「なぜAIではなく人が担うのか」との問いに対しては、「人の感情・共感への配慮が不可欠だから」が37.9%(50名)と最も多く、「複雑な利害調整や信頼関係づくりが核だから」28.8%(38名)、「現場での判断や予想外の事態への対応が多いから」24.2%(32名)と続いた。多くの回答者が、共感や調整、柔軟な判断力など、人間特有の能力が必要とされる場面ではAIのみでの対応が困難であることを指摘した。

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 職種ごとの詳細分析では、法人営業は「人の感情・共感への配慮」(54.3%)、経営企画は「不確実性の高い意思決定・戦略判断」(35.0%)、新規事業開発は「現場判断・予測不能な状況対応」(40.0%)が、それぞれ最上位の理由として挙げられた。3職種共通で「共感・信頼」と「判断力」が重視されているものの、求められる比重や場面は異なるとされている。

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 また、AIの「置きどころ」については、「リサーチ・要約」(20.5%)、「文書・メールの下書き」(15.9%)、「記録・報告の自動化」(14.4%)といった、主に事務的業務での補助活用に期待が寄せられた。

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 今回の調査から、人は共感や調整、複雑な判断が必要な場面に強みをもち、AIは要約や記録作業などの下支えを担うという役割分担が明確になった。SHIFT AIは、AIのビジネス活用推進と人材育成の両輪で、日本におけるAI社会の実現を目指している。

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