ブリングアウトは2025年11月14日、営業や顧客体験(CX)改善、市場理解など8種のAIエージェントに関する具体的なユースケースをまとめた無料資料を公開したと発表した。本資料は2025年11月13日に公表した「8種の業界別エージェント」の内容に基づき、より詳細な活用事例を解説するものとなっている。
この資料は、「AIを活用して経営変革を実現したいが、どのように設計すれば成果につなげられるかわからない」といった課題を持つ経営企画や新規事業部門のリーダーが、会社のバリューチェーン全体像からAI利活用を再検討するうえで参考になる内容となっている。営業、CX、人材、企画の各領域において、実際に受注率向上やNPS改善、業務効率化につながったパターンをケース別に掲載している。
主なユースケースには、商談の自動採点や改善案生成、人材育成のための得手不得手に応じたAIロールプレイ、顧客の声をもとにしたサービス改善点の把握、過去商談データを活用した受注確度の自動推定などが含まれる。加えて、市場動向や競合評価の自動レポート生成、ニーズの自動カテゴライズと提案の最適化、会議の意思決定比率の自動判定、収益維持やアップセル機会の検知など、実務に即したシナリオが紹介されている。
ブリングアウトのAIエージェント基盤は汎用性が高く、短期間で自社固有の論点を設定したカスタマイズ版の導入が可能であることも特徴である。資料の内容は、よくある課題と活用ユースケースを一覧化し、課題発見から提案までのプロセスをAIで一貫支援する流れを体系的に示している。
また、Fortune誌の調査を引用し、生成AIプロジェクトの95%が成果を出せていない現状に触れ、単なるツール導入やモデル選定ではなく、「何を目的にAIを使うのか」という経営視点が必要であると指摘している。
無料資料の詳細やダウンロードは、同社ウェブサイトで受け付けている。
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