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ストックマークとLIGHTz、製造業の技術マーケティング強化で提携

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 2026年1月21日、ストックマークとLIGHTzは、製造業の技術マーケティングおよび新規用途探索の領域でソリューションを強化する業務提携を開始したと発表した。

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 現在、日本の製造業では技能継承が重要な経営課題となっている。労働政策研究・研修機構の調査によれば、多くの企業が技能継承を重視しているものの、十分に継承が進んでいるとする企業は4割弱に留まっている。さらに、将来の継承に対して約8割の企業が不安を抱えており、現場知見の喪失への危機感が高まっている。

 技術マーケティングの現場では、自社技術を新市場や事業に結び付ける際、ベテラン技術者の暗黙知(経験による勘やコツ)に依存する場面が多く、これまで組織的な用途探索や市場開拓が難しかった。R&Dや事業企画などの部門においても、社内技術文書や膨大な市場データを統合・分析し戦略化するうえで熟練者の判断がブラックボックス化されており、AI導入推進の障壁にもなっていた。

 今回の提携では、LIGHTzの「熟練者の思考プロセス(暗黙知)を言語ネットワークで可視化する技術」と、ストックマークの「大規模言語モデル(LLM)とデータ構造化技術」を融合。AIにベテランの知見を実装することで、用途探索・市場開拓を加速し、製造業におけるデジタル変革および新規価値創出を支援するとしている。

 具体的な支援内容は次の通りだ。まずLIGHTzが持つ思考プロセス可視化技術と、ストックマークのAI・データ構造化プラットフォーム「SAT」を連携させ、属人化していた業務知識を組織資産として活用可能にする。SATでは、独自のVision Language Model(VLM)により、社内技術文書や図面をAI対応のデータへ変換し、これと過去10年分・35,000サイト以上の市場データを合わせ、用途探索精度を高める。

 また、LIGHTz独自の「汎知化」手法によりベテランの意思決定ロジックをモデル化し、AIが学習できるデータへと変換。「SAT」と「汎知化」手法を組み合わせることで、製造業向けLLMを活用した技術マーケティング特化AIエージェントを実現し、R&Dや営業部門の専門業務も支援する。

 さらに、AIによる暗黙知の自動抽出や基幹システムの内製化サポートも行い、個社ごとの技術資産や環境に最適化したアーキテクチャ構築、ノウハウ移転を伴走支援。全体として、セキュアな環境で製造業特化型のAI活用を推進する体制を提供する。

 両社は「暗黙知」という最後のフロンティアを可視化・資産化し、日本の製造業の競争力向上を目指すとしている。

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