財務会計と管理会計に影響する税務会計
予算では登場する機会が少ないものの、実績では存在感を増すのが税務会計です。外部に報告する会計である点は財務会計と同じですが、異なるのはその先の目的が「納税」にあることです。この違いが、利益の捉え方に影響します。

財務会計は自社の健全性を外部に示すことが目的で、企業には「利益をできるだけ多く見せたい」というインセンティブが働きやすくなります。そのため、金融商品取引法などで定める会計基準によって、過剰な利益計上を抑える仕組みが整えられています。一方、納税が目的の税務会計では納税額を抑えるため「利益をできるだけ少なく見せたい」という動機が生じます。これらを防ぐために、税法に従った計算を行う必要があります。
