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デンソー、新環境方針「エコビジョン2035」を策定──新技術で社会全体の脱炭素と資源循環を加速へ

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 デンソーは2026年6月24日、環境課題の解決に向けた新たなグループ環境方針「エコビジョン2035」を策定したと発表した。

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 同ビジョンでは、深刻化する環境課題に対し、自社の事業活動における環境負荷を徹底的に削減するだけでなく、同社の強みである技術・モノづくりを通じて、社会全体に「ポジティブな環境価値(地球環境への負荷を低減する効果)」を提供することを目指す。

 前方針である「エコビジョン2025」の達成に伴い、次の10年に向けた新方針として「DENSO GX(Green Transformation)」を掲げ、「気候変動」「資源循環」「自然共生」の3分野に対して3つの変革を一体的に推進していく。

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「エコビジョン2035」における3つの変革のポイント

  • ニュートラルを広げる:カーボンニュートラルに加え、ネイチャーポジティブ(生物多様性・水資源・汚染防止)領域でも負荷ゼロを目指し、サプライチェーン全体での無害化や水資源リスク対応を推進
  • ポジティブを育てる:CO2回収技術(カーボンリサイクル)や水素利活用技術、自動車の「高度自動精緻解体技術」などの開発を通じ、社会全体の環境負荷低減に貢献
  • 人づくり・仲間づくり:マテリアリティ(優先取組課題)と個人の目標を連動させる仕組みを導入し、社員一人ひとりの意識と行動変容を促進

事業成長と環境負荷低減を両立する「DENSO GX」の全体像

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 デンソーは長期的な指針として10年ごとに「エコビジョン」を策定しており、2016年度に策定した「エコビジョン2025」では、エネルギー使用量の半減や埋立廃棄物ゼロ、水資源削減などを推進してきた(最終実績報告は2026年10月を予定)。

 今回発表された「エコビジョン2035」の中心となるのは、「3つの分野」で「3つの変革」を同時に進める「DENSO GX(Green Transformation)」というアプローチだ。事業成長と環境負荷低減を対立させず、同時に達成すべきものとして捉えている。

1:ニュートラルを広げる(事業成長と環境負荷低減の両立)

 従来のカーボンニュートラルの取り組みを着実に推進することに加え、新たに「ネイチャーポジティブ」領域においても負荷ゼロ(ニュートラル)を目指す。具体的には、サプライチェーンにおける環境負荷の低減・無害化や、水不足など水資源リスクの高い地域において、地域ステークホルダーと連携した使用量削減を進める。

2:ポジティブを育てる(新技術による環境価値の創出)

 自社の負荷をゼロにするだけでなく、社会全体の環境負荷を下げる新技術の開発に挑戦する。

  • カーボンリサイクル:排出されるCO2を積極的に回収・再利用する「CO2回収技術」の開発
  • 水素利活用:クリーンエネルギーとして注目される水素の利活用技術の開発
  • サーキュラーエコノミー:クルマからクルマへ資源を循環させるため、自動車の「高度な自動精緻解体技術」の開発・推進

3:環境価値を創出する人づくり・仲間づくり(風土の変革)

 これらを実行に移すため、社員の意識変革にも踏み込む。デンソーが定めるマテリアリティと個人の目標を連動させる仕組みを新たに導入。「知識・体感」「意識」「行動変容」のステップを大切にしながら、挑戦が生まれ続ける企業風土をグループ全体で育んでいく方針だ。

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