SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

Biz/Zineニュース

デロイト トーマツ、AI自律業務実現へオントロジー構築サービスを提供開始

  • Facebook
  • X

 2026年8月25日、デロイト トーマツは、企業におけるAI活用の高度化を目指し、AIによる業務自律実行の実現に向けて企業固有の業務知見をデジタル化する「オントロジー構築サービス」の提供を開始したと発表した。

 本サービスは、企業内に蓄積された業務知見や判断基準などの集合知を、AIが理解・参照できる知識体系(オントロジー)として整備し、データ基盤上のオントロジー層として実装することを支援するものだ。これにより、AIが企業独自の業務概念を人と同等に理解し、自律的な業務遂行を目指す。

 多くの企業がAIによる価値創出を志向し業務デジタル化やデータ蓄積を進めているが、AIが人のように業務の文脈を踏まえた認識・判断まで至ることは難しい現状がある。その主要因として、部門ごとにバラバラに蓄積された業務知見や判断基準が体系化されておらず、関連する用語や概念、判断ロジックもデータとして整理されていないことが挙げられている。オントロジーの導入は、こうした知識資産の構造化・共通言語化を通じ、AI活用の基盤強化と業務効率化を図る狙いがある。

 デロイト トーマツは、オントロジーを網羅的に設計するのではなく、現場の業務課題やAIを適用したいユースケースを起点とし、AIが業務課題を正しく理解・処理するのに必要な概念と意味構造に絞り込んで構築を推進する方針である。初期は短期成果が期待できる領域から着手し、段階的に高度な業務変革案件へ拡張していく。

 サービスは、(1)業務デジタル化、(2)オントロジー構築、(3)オントロジー層のデータ基盤実装、(4)運用・継続的改善の4ステージから成る。最初にAI活用を前提に業務プロセスを整理・再構成し、続いて業務知見を「概念」「属性」「関係」「制約」といった枠組みでオントロジーとして定義する。築いたオントロジー層は、セマンティックレイヤーを通じてDWH等の既存システムと連携し、AIが業務文脈を理解できるデータ活用環境を構築する。導入後は、業務変化や利用状況に合わせオントロジーを継続的に更新・進化させる。

画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します
画像を説明するテキストなくても可
クリックすると拡大します

 また、これまでの経営支援経験に基づく業界標準プロセス(インダストリーフットプリント)や、AI・データ・業務に専門性をもつ人材を活用し、各企業の既存のデータ基盤・プラットフォームとも連携可能だ。現場でのAI活用(FDE:Forward Deployed Engineer)人材が戦略から実装・定着まで支援する体制も整える。

 本サービスは、自社データを活用したPoCにより、AIエージェントの回答精度向上や知識管理の有効性を確認済みとしている。今後、業務の自律化・高度化基盤として活用が期待される。

【関連記事】
デロイト トーマツ、日本企業のERP刷新へ統合型ソリューション提供開始
デロイト トーマツ、AI活用で企業価値向上を図るFDE人材活用を本格化
デロイト トーマツとシェルパ、金融機関向けESGエンゲージメントAIサービスで協業

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
関連リンク
この記事の著者

Biz/Zine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X

Special Contents

PR

Job Board

PR

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング